[新築/リフォーム]
新築
[建築場所]
西区
[完工年月]
令和2年10月
[工法]
在来工法
[延べ床面積 ]
108.44㎡
[外皮性能(Ua値)]
0.51W/㎡K
[気密性能(C値)]
0.2c㎡/㎡
敷地が素直に南を向いたほぼ正方形の形状でしたので、夏の日射遮蔽や冬の日射取得を考慮し、軒はしっかり出しつつ、南面の開口部を大きく配置しました。
外皮性能はHEAT20のG1~G2の間程の数値とし、リビング空間に吹抜けを設けることで、冷房時も暖房時も室内の空気を循環させ、どの部屋の温度も一定の温度となるように設計しています。
建物の構造材や外内装材には、地元天竜で育った杉や桧の材を利用して、自社の作業場で墨付け手刻み加工をし、地産地消を心掛けた家づくりをしています。
そして、同じ敷地内には屋根緑化された平屋の草屋根の建物があり、街の景観に緑を増やし周辺環境にも配慮しています。屋根面を緑化することで、室内環境を快適に保つ目的であったり、自然と建物の景観を調和させるといった目的があります。
夏季は屋根に敷いた土に含まれる水分が蒸発し熱を発散させることで、屋根面からの熱侵入による室温の上昇を和らげ、日差しの照り返しによる気温上昇や人への不快感を軽減します。冬季は屋根面が冷えた外気と直接触れない為、室内の暖まった空気に蓋をするような役割を果たしています。(ホームページに実測データ等が掲載されています)
また、四季折々で屋根の色が変化するので視覚的にも楽しむことができ、季節の草花を屋根に植えたり、屋根の上でピクニックをしたり、普通の庭では味わうことのできない、屋根の上で楽しむという非日常を体験することができ、コロナ禍で外出せずにお家時間を楽しむといった社会情勢にも対応しています。敷地内に母屋と平屋の二棟が並ぶ配置となっており、母屋から草屋根を望むように開口をとり、暮らしながら草屋根を楽しめるような間取りになっています。
社名 大瀧建築
住所 浜松市西区篠原町20263-1
連絡先 053-488-6710
https://www.ohtaki-kenchiku.com/