地球温暖化の原因
地球温暖化のかいけつさくを考えよう!

人間の活動が大きな原因
🏭 昔の地球の気温の変化は、太陽の力や火山の噴火など、自然の力によって起きていました。でも今の温暖化は、わたしたち人間の活動が大きな原因になっています。
たとえば…
● 工場や車で石炭や石油をたくさん使う
● 電気を作るために火力発電を使う
● 牛や羊などの家畜を育てることで、メタンというガスが出る
これらの活動によって、「温室効果ガス(おんしつこうかガス)」という気体が空気の中にたくさんたまってしまいます。温室効果ガスには、二酸化炭素(CO₂)やメタン(CH₄)などがあります。
このガスたちは、地球のまわりに見えないふくのようなものを作って、太陽の熱を外に逃がさないようにしてしまいます。そのせいで、地球の気温が少しずつ上がっていくのです。
わたしたちのくらしも関係している!
🛒 地球温暖化は、工場や車だけの問題ではありません。わたしたちの毎日のくらしも、温暖化に関係しています。
たとえば…
● エアコンやテレビを長時間つけっぱなしにする
● 食べ物をたくさんすててしまう(食品ロス)
● 遠くの国から運ばれてきた物を買う(運ぶときにエネルギーが必要)
● すぐに新しい服や物を買って、古いものをすててしまう(使いすて)
こうした「消費活動(しょうひかつどう)」がふえると、エネルギーをたくさん使うことになり、温室効果ガスも増えてしまいます。


食品ロスってなに?
🍽 「食品ロス」とは、まだ食べられるのにすてられてしまう食べ物のことです。
日本では、毎年たくさんの食べ物がすてられていて、それを運んだり、するためにもエネルギーが使われています。これも温暖化の原因のひとつです。
たとえば…
● 食べきれずに残してしまう
● 賞味期限が近いからといってすぐにすててしまう
● 見た目が少し悪いだけで売れなくなる
こうしたことを減らすために、食べ物を大切にする気持ちがとても大事です。
ゴミの問題も関係している!
🗑 ゴミをすてるときにも、温暖化につながることがあります。
● ゴミを燃やすときにCO₂が出る
● プラスチックごみは自然に分解されず、海や土にたまってしまう
● ゴミを運ぶために車や船を使うと、またエネルギーが必要になる
ゴミを減らすためには…
● リサイクルできるものは分けてすてる
● いらない物をすぐにすてず、ほかの使い方を考える
● 長く使える物を選ぶ
こうした工夫が、地球を守る力になります。

