2024年の温室効果ガスの増加量は過去40年間で最大
- 浜松市 地球温暖化防止活動推進センター
- 1 日前
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世界気象機関(WMO)が発表した最新の報告によると、地球温暖化の主因である温室効果ガスの濃度が、観測史上最高を記録しました。特に二酸化炭素(CO₂)は前年比で3.5ppm増加し、世界平均で423.9ppmに達したとのことです。この急激な増加の背景には、化石燃料の使用拡大、エルニーニョ現象による異常気象、そして世界各地で発生した森林火災などが挙げられています。
温室効果ガスの増加は、猛暑・豪雨・台風の激甚化など、私たちの生活に直接影響を及ぼします。気象庁も「災害を減らすためには、温室効果ガスの削減が急務」と警鐘を鳴らしています。日常の工夫が、温室効果ガスの削減につながります。「デコ活」、今日からできることを始めてみませんか。
🌡️ 2024年の温室効果ガス増加の概要
• 二酸化炭素(CO₂)濃度:2024年の世界平均濃度は約423.9ppm。前年からの増加量は3.5ppmで、観測史上最大。
• 他の温室効果ガス:メタン(CH₄)や一酸化二窒素(N₂O)も含め、主要な温室効果ガスの濃度はすべて過去最高を更新。
🔍 増加の主な原因
原因 | 内容 |
🌋 エルニーニョ現象 | 2023年春から2024年春にかけて発生。高温・乾燥により森林や土壌の炭素吸収能力が低下。 |
🔥 大規模火災 | 北米・南米・アフリカなどで森林火災が頻発し、大量のCO₂が放出された。 |
🛢️ 化石燃料の使用 | 世界的に石炭・石油・天然ガスの消費が増加し、排出量が増加。 |
これらの要因が重なったことで、自然の炭素吸収能力が低下し、人為的な排出が上回る形となりました。

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