森林火災と地球温暖化
- 浜松市 地球温暖化防止活動推進センター
- 4月23日
- 読了時間: 2分
今年2月から3月にかけて、日本でも過去30年間で最大級となる森林火災が各地で発生しました。2月19日に岩手県大船渡市、3月23日に岡山市、同日愛媛県今治市といずれも強風にあおられた飛び火が被害を拡大させました。近年は世界各地で大規模な森林火災が頻発しています。それには地球温暖化が大きく影響していると伝えられています。岩手県沿岸南部では、火災発生の6日前から乾燥注意報と強風注意報が発表されていました。火災拡大の要因は、特に極端な乾燥、強風、火災の燃料となる落葉の堆積と思われます。
地球温暖化の進行は、気温の上昇で地表を乾燥させ、大規模かつ頻繁に森林火災を招き、森林火災によって樹木や土壌に蓄えられた二酸化炭素が大気中に放出されると、さらに温暖化が進み、また多くの火災を引き起こすという悪循環に陥ります。
日本の森林火災は、約7割が1月~5月にかけて集中して発生しています。冬は、落葉が堆積しているところに乾燥と強風。春先は行楽や山菜採りに入山者が増えるほか、農作業に由来する枯草焼きなどが山林に飛び火することも原因となっているといい、この先も注意が必要です。
地球温暖化を少しでも抑制するためにも、私たち一人ひとりができること、森の大切さを知り、防災意識を高めることと思います。落葉や下草など燃え広がる原因となるものを除くことや、火の取り扱いについて考え、火の不始末に気を配ることが必要と思います。

Comments